10SとArtys ヴィンテージのセルマークラリネットも良い音する〜

2002年に発表されたセルマー クラリネットのモデル Artys アルティス。21年モノのヴィンテージの域に入ったクラリネットですが、デッドストック?サブ楽器だったの?と思える程の美品。管の状態もよく、全てのリペアが施されていました。試奏してみると、音程バランスも良くて、まだまだ鳴る印象だったので、思い切ってお迎えすることにしました〜。

クラリネットを初めて吹いたのは

クラリネットとの出会いは、中学の吹奏楽部でした。「フルートやりたいです」と手上げたのに、クラのマウスピース持たされて、またなぜかすぐにプーと音が出て…、「はい!あなたクラね!」って決まって。吹奏楽あるある。でしょ?w

セルマークラリネット 10S
セルマー クラリネット10S

顧問の先生と同級生でいらしたクラリネット奏者・海鋒正毅先生に当時、選定していただいたセルマー クラリネット10S、祖母に買ってもらった大切な楽器でした。日々クラリネットと過ごした充実の3年間でしたね。顧問の先生、先輩・後輩、みんなでサウンドを作り上げていく。多感な時期に部活を通して、人間力もいっぱい育てていただきました。その大切な時を共に過ごしたSelmer 10Sは、今も時々出して、大事に吹いています。40歳近い楽器で、確かにかな〜りガタきちゃってます。でも変わらず、深くて太い良い音が鳴るんです。またオーバーホールに出さなきゃと思いつつ、まだできてないどころかアルティスに浮気したやん!?

セルマーアルティスを吹いてみて

まだ全然吹き込めてなくて…、ここ何ヶ月かちょっとずつ吹いてみての感想をメモログとして残しておこうと思います。

Selmer Artys セルマークラリネット アルティス
セルマー クラリネット アルティス

Selmer Artysはきめ細やかな上品な音がする印象で、団体での演奏に適していると思います。ハーモニーにうまく溶け込む音がする感じ。もしかするとこの個体の特徴なのかもしれませんが、とてもまろやか〜〜なサウンドです。

一方で、太くて深〜い音色、一音一音が圧倒的に際立っているのはSelmer10Sです。ジャズのアドリブにもいい感じのサウンド。40年モノの楽器だから?もあるかも。そう感じるんですよね。

合わせるマウスピースは

吹奏楽にはバンドレンのマウスピース 5RVが定番とのことでしたが、たまたま入手できたのが 5RV Lyerアルティス、10Sともに試してみましたが、軽すぎる吹奏感で、音がコロコロ丸すぎる印象でした。きっと硬めのリードを合わせれば、もう少し深い音色に変わるかもしれませんが、残念ながら私にはうまく引き出せそうになく、音色があまり好きにはなれませんでした。

バンドレン クラリネットマウスピース 5RV M30 Lyer
バンドレンマウスピース 5RV Lyer と M30 Lyer

しっくりきたのは M30 Lyerです。適度な吹奏感で、小さな音も出しやすく、息が入った時の芯のある深い音色、セルマークラリネットの太くまろやかな音が響く感じがして、主にM30ライヤーをセッティングしています。

リードもね〜。いつからこんなに種類があるんですか?w。青箱、トラディショナルしかなかった記憶だったので、久しぶりに楽器を手にした時にはびっくりしましたね。でも当時は確か、紫色の2本並びのケースに入ってたでしょ??←世代が知れるぅ〜。馴染んだ青箱の3が主ですが、V12の3か3半、またRICOリードも試しています。

ヴィンテージのセルマークラリネットも良い音します!

セルマー育ちで、ずっと耳にしてきたからかな〜?セルマーのあの響き良い音が好きすぎて!今回、楽器を探す時もやはりセルマーに絞って見ていました。セルマーのヴィンテージクラリネットの音色もとてもいいですよ〜。やっぱりこれからもずっと推しはセルマーになりそうな予感。笑。趣味で吹くにはヴィンテージ楽器でも十分楽しんでいけますね。

ポストコロナ、吹奏楽部OB会も再始動の兆し。またみんなで集まって、先生の指揮で音を出せる日を心待ちにして、まずは基礎をしっかりおさらいしなくちゃ!練習する時間を作るのもなかなか難儀ですが、15分でも30分でも良いから、吹き続けていけたらと思っています。本来なら毎日が理想ですが、さすがに無理なので、できるだけ間を空けずに!…と書きつつ、もうひと月近く吹けてないなぁ…だめだめですね。

これは便利!ダダリオのリードガード

ダダリオ リードケース
ダダリオ・リードガード

この形でリードを傷つけないか心配でしたが、しっかりホールドされてて、コンパクトで持ち運びが楽。蓋開閉の必要もないし、挿したリードを取り出すだけなので、使い勝手が抜群に良いです。また1から4の番号付きで、良きリードも一目瞭然、リードを育てるのにもこの数字が一役かってて便利なんですよ〜。このケースは良かった!

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