重い腰を上げて断捨離を始めたら、懐かしいモノクロ写真がいっぱい出てきました。当時を一緒に旅していたカメラは、MINOLTA α7700iとNikon FM10でした。
アルバムを開くと1ページ1ページに思い出が詰まってて…。その一部をこの綴るページにも残しておこうと思います。最初はやはり、思い出あふれる街 サラマンカかしら。振り返れば、私の人生の半分近くをこの町で過ごしてきたので、ログに残さないのもね…やっぱり気が引けるぅ〜笑
サラマンカ・マヨール広場
サラマンカ Salamancaは、スペインの首都マドリードから北西に200km程、車で約2時間、カスティーリャ・イ・レオン州サラマンカ県の県都で、トルメス川の辺りに広がる美しい石造りの街並みが魅力です。
街歩きの拠点になるのが、スペインで最も美しいと称されるマヨール広場 Plaza Mayorで、アイキャッチ画像に写るのがそちら。その広場から、貝の家 Casa de las Conchasや新旧2つのカテドラル、美麗なプラテレスコ様式のファサードが目をひくサラマンカ大学やサン・エステバン修道院…など、壮麗な建造物が並ぶ旧市街。その旧市街全体が世界文化遺産に登録されています。
また、ピュアなスペイン語が話される地域としても知られ、サラマンカ大学とポンティフィシア大学の二つの大学があって、とてもアカデミックな町。20代半ばに語学留学で行ったのがきっかけでした。たくさんの人々に出会って、楽しく充実した日々を過ごした後、夢だった個人経営で起業もして、気づけば20年ほどの月日を生活してきた第二の故郷。もちろん紆余曲折あったけれど、今、振り返れば、煌めく物凄い波動に乗って、道を進んでいた気がする。バイタリティあふれる若さだったのかな?やっぱり。
サラマンカで待ち合わせと言えば、「マヨール広場の時計の下で」が合言葉でした。今も友人たちとのWhatsAppに「じゃ、時計の下で待ち合わせる?」と書くと、「明日21時半は?ってお願いマジで。ほんとすぐ実現できたらいいのに〜。その日を心待ちにしてるよ!」と返信きて。コロナ19で世の中が一変、旅することもままならない、こんなに遠い世界になるなんてね。想像もしなかった。当たり前の日常を日々過ごせていたことに心から感謝しなきゃいけないな。
治療中も常に寄り添って支えてくれた友人たち。治療を終えて落ち着いたら必ず会おうね!って約束も果たせないまま…直接会ってぎゅっとハグして、心からの感謝と愛してるって伝えたいのに…飛行機ビュンとひとっ飛びがなかなか実現できずに残念。ようやく感染状況も落ち着きつつあって、制限緩和されてきているし、年内どこかで日程組めれば良いんですけどね。どうかしら?
サラマンカでかけがえのない出会いといえば、愛猫ゴジくんとの出会いも。
とってもジェントルで思慮深く、愉快で、さらに甘えん坊な一面もあって、一緒に過ごした15年11ヶ月はいろんな発見や学びの連続で、毎日本当に楽しませてもらいました。生き抜くことの大切さ、充実した日々を与えてくれたことに心から感謝しているの。素晴らしい猫だった〜。
再び生まれ変わったら、あの日みたいに、ミャーミャーかわいい声で私の後ろをついて来てくれるかしら?目が開いているかも分からない、小さな小さな君との出会い。奇跡だったのかな?と考えることもあるけど、きっといつの日か、再会が待っていると信じて。また会えるといいね。