お宿をチェックアウトした後、バスまでに1時間ほどあったので、厄除け地蔵尊 塩澤寺へ散歩しました。
塩澤寺(えんたくじ)は、甲府・湯村温泉にある真言宗のお寺。2月13日・14日に行われる大祭は「厄地蔵さん」と呼ばれ、ご本尊の地蔵菩薩の目や耳が開いて、願いごとを聞き入れてくれると信じられ、多くの参拝者で賑わうそう。参道に多数の露店も並び、春の訪れとともに湯村の温泉街も華やかさを増すんですって。大祭に合わせて行ってみたいですね。
1200年以上の歴史がある古刹
お寺の起源は、弘法大師が苦しむ者の救済のために諸国行脚されていた時、この地で地蔵菩薩の霊験を感じられ、自らが坐像を彫って開眼したことが始まりとされています。







山門には仁王像、また大わらじも掲げられています。大きなわらじは仁王さまのお姿を表し、こんな巨大なわらじを履くものが寺を守っているとは!!と魔が去っていくと考えられています。その山門をくぐり、階段を上がると地蔵堂が見えてきます。
地蔵堂は、室町末期の建築様式を残す国指定の重要文化財。訪れた日はお天気がとてもよく、地蔵堂の前からは南アルプスや富士山が綺麗に見えました。富士山にはひさしみたいな笠雲がかかって、とても綺麗でしたよ。
また境内で目を引くのが、山門右手にある立派な黒松の木。樹齢500年以上といわれる「舞鶴松」で、優雅に伸びた枝の姿がまるで空を舞う鶴のようとその名がついたそう。
また松の木の前には福々しい大黒さまもお祀りされていて、甲府山の手七福神めぐりの1社になっているそうです。厄除けや開運招福、交通安全などにご利益がある塩澤寺。湯村温泉郷で過ごしたらぜひ参拝に出掛けてみてはいかがでしょうか。
塩澤寺の御朱印

- 宗派:真言宗智山派
- 朱印料:¥300
- 山梨県甲府市湯村3-17-2
- JR甲府駅南口バスターミナル・4番乗り場から山梨交通のバスで「湯村温泉入口」停留所下車、徒歩10分
- 塩澤寺