甲府・湯村温泉の旅 – 柳屋さん素敵なお宿でした

甲府 湯村温泉 柳屋 旅館

全国旅行支援で旅する計画をたて、あれこれ調べていると、甲府市が「甲府に泊まろうキャンペーン」を実施しているお知らせが流れてきました。旅行支援と合わせてさらにお得に旅できる!そちらを利用させていただいて、甲府の湯村温泉へ行ってみよう!ととんとん拍子に決定。

湯村温泉へバスで行くには

湯村温泉は、JR甲府駅から約3km北西に位置します。甲府駅南口バスターミナルから山梨交通の路線バスで行くことができます。湯村温泉の主な停留所は、県道沿いにある「湯村温泉入口」と、温泉街の中を通る「湯村温泉通り」の2つで、こちらを軸に調べてみると良さそうでした。

まずは本数の多い「湯村温泉入口」へ向かう路線バスについて。

甲府駅南口バスターミナル・4番乗り場から「湯村温泉入口」停留所へ、所要時間は10〜15分程。主な系統番号・行き先は:

34 敷島営業所
56 敷島営業所
58 敷島団地
70 敷島団地
02 山宮循環
03 昇仙峡口
08 韮崎駅

平日は運行本数もあり、いずれのバスも「湯村温泉入口」を通るので、来たバスに乗る形で良いので便利です。土日祝日は本数が少なくなります。事前によくご確認ください。「湯村温泉入口」バス停は、県道沿いにあるため、バスを降りたら、温泉街を歩いてお宿へ。

一方で、湯村温泉街の中を通るバスは、系統番号01または26の山宮循環です。こちらは、県道から湯村温泉通りに曲がった先、セブンイレブン前に「湯村温泉入口」バス停があります。そこに停車後、さらに温泉街を進み、「湯川橋」バス停を経て、「湯村温泉通り」に停まります。本数は少ないですが、宿まで歩く距離をできるだけ短くしたい方にはおすすめです。

今回宿泊した柳屋さん、「湯村温泉通り」バス停から目と鼻の先、歩いてすぐのところにあります。傘寿の母を連れての旅でしたので、01 山宮循環のバスで向かうことにしました。南口バスターミナル14:50発で、湯村温泉通りバス停へは12分程で到着。15時チェックインにちょうど良い時間でした。

山梨交通・路線バス・時刻表

レトロな雰囲気が素敵な湯村温泉

1200年前に弘法大師が開湯したと伝えられる湯村温泉。武田信玄が体を癒した記録も残り「信玄の隠し湯」と呼ばれ親しまれています。

可愛らしい湯村山の麓に広がる温泉街は、懐かしさを感じるレトロな雰囲気が魅力です。弘法大師が杖でついたところから湯が湧いた「杖の湯」、鷲が傷を癒しに降りた「鷲の湯」と伝承される湯屋は、江戸時代には葛飾北斎が浮世絵にも描いています。甲府駅から乗ってきたバスが停まる、湯村温泉通りバス停のちょうど目の前に「鷲の湯跡」があり、バスを降りてすぐ、渋みある建物が目に入ってきて、この地に長年刻まれてきた歴史に誘われる感覚でした。残念ながら中は見学できないので、そんな歴史ある外湯にも入ることができたらいいのに…と切に思いましたね。いつの日か復活させていただきたいです。

今、温泉街には8軒ほどの宿があり、和風の趣を愉しむ旅館、コンフォートなホテルと、ニーズに合わせて選択できるのも嬉しいですね。また日帰り温泉で各宿のお湯を満喫する「湯めぐり」もできるそう。いずれの宿もこんこんと湧いているのはpH8前後の弱アルカリ性の温泉、美肌の湯に思う存分ゆっくり浸かって、まったりと癒されたいですね。

美しい日本庭園を囲む白壁の旅館 柳屋

今回お世話になったお宿は柳屋さん。明治19年創業、130年続く老舗旅館です。湯村温泉通りバス停から、枝垂れ柳のある橋を渡ってさらに進むと、白壁の立派な建物が見えてきます。中に入るとロビーからは日本庭園が眺められ、その中庭をぐるっと囲むように2階建の建物が立っていました。

チェックインは、番頭さんに親切にご対応いただきました。ロビーのソファで手続きする形で、密にならず安心でした。予約時、高齢の母と一緒に行く旨、お伝えしていたところ、一番手前のお部屋「金峰」をご用意いただき、大浴場にもお食事処にもすぐ向かうことができてありがたかったです。細かなご配慮と気持ち良いおもてなしに感謝でした。

お部屋に入ると、い草の良い香りにほっこり、さらにお庭に面してお部屋があるので静かで、ゆっくりできる和室が本当によかった。ことに春や秋は綺麗な彩りのお庭が楽しめそう。その頃にまた訪れてみたいですね。建物自体、年月を経ていると感じるところは確かにありましたが、それが旅館に泊まる良さでもあると思うので、特に気にならなかったです。

お夕食は山梨県産の食材を用いた会席膳で、ボリュームたっぷり。お出汁の味が美味しく、温かいものは温かくいただくことができて美味しかったです。お食事の進み具合に合わせて配膳され、天ぷらもからっと揚げたてを味わえました。中居さんのご配慮も素晴らしかったです。どのお料理も日本酒に合う!いや〜ついつい呑みたくなちゃいましたね。

翌朝は和定食とほうとうをいただきました。和定食ですでにお腹いっぱい!でしたが、ほうとうはお野菜たっぷりで、意外とあっさりしていて、結局ペロリと食べられちゃいました。

そして温泉。特筆すべきはその泉質、いや〜最高でしたね!気持ちよかったです!

石の湯と花の湯、それぞれ内湯と露天風呂があります。お湯はとろっと柔らかな肌触り、ちょうど良い温度で最高でした。22時で男女入れ替え、どちらも楽しめます。また、24時間入浴できるので、好きな時間に入れて、他の方と重なることもほぼなく、気持ち良いお湯をゆっくり堪能できました。pH8.3の弱アルカリ性温泉はやはりお肌ツルツルすべすべになりますね。このお湯を求めてまた伺いたいお宿です。

湯村温泉 柳屋

最後に…

今回は全国旅行支援と甲府市クーポンを使い、大変お得に旅することができました。

東京から2時間かからず行ける湯村温泉、アクセスしやすくて良いです。ちょっとリフレッシュしたい!と思ったら、あずさに飛び乗ってしまえば、あの贅沢な美肌の湯が待ってるなんてワクワクしますね。

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