ずらりと並ぶ招き猫、幸せをいただきに – 豪徳寺

お尋ねしたいとずっと思いつつ、なかなか実現できずにいた豪徳寺への参詣。念願叶って2月に行ってきました。最寄駅は東急世田谷線の宮の坂駅から徒歩5分ほど。下高井戸と三軒茶屋とを結ぶ東急世田谷線に乗ってガタゴト…路面電車の面影を残す、のんびりした旅もとてもおすすめです。

招き猫発祥の地 – 豪徳寺

最近は多くの外国人旅行者も訪れる豪徳寺は招き猫発祥の地として知られています。

彦根藩2代藩主・井伊直孝が鷹狩りの帰り、豪徳寺の白猫タマちゃんの手招きにより、雷雨を逃れたという言い伝えがあります。直孝が猫が手招きするのを見て、お寺に入ると、空が一変し雷雨になったそう。僧侶からの一服を受け「猫が招いてくれたおかげで濡れずに済んだ。縁起がいい」と喜んだという。猫が取り持った縁により、豪徳寺は井伊家の江戸の菩提寺として栄えることになり、白猫タマを招福猫児(まねぎねこ)としてお祀りするようになったのだそう。

仏殿横の招福殿には招福観音がお祀りされ、家内安全・商売繁盛・心願成就にご利益があるそう。お堂の周りには返納された数々の招き猫が並んでいて、こんなに沢山の幸せがあるんだと思うと、じわっと感じる幸せの連鎖、福をお裾分けしてもらえそう!優しい気持ちになりますね。

松並木の参道を通って

豪徳寺には見どころもいっぱいあります。まずは参道、黒松の並木道で、まるで松のトンネルを通っていくよう、とても素晴らしい景観です。

大きな山門をくぐって境内へ入ると、これまた大きな黒い香炉が目に留まります。上部には獅子がデンと睨みを効かせていて、周りの景色とのコントラストが印象的です。

右手にある三重塔は、建築としては新しいようですが、屋根下に十二支の彫刻が施され、それらに紛れて所々に猫の彫り物も!探してみると楽しいですよ。

また、境内は自然豊か。訪れた時は紅梅が咲いていて、一足早く春を感じることができました。四季折々で楽しめるお庭、季節ごとにお尋ねしても楽しいですね。

境内奥には井伊家の墓所も。豪徳寺開祖の直孝をはじめ、藩に関わる人の墓が並んでいます。墓所の一番奥には、桜田門外ノ変で暗殺された13代・井伊直弼の墓があり、こちらは東京都の史跡に指定されています。

御朱印や招き猫をいただくには

豪徳寺 御朱印
豪徳寺 御朱印

御朱印や招き猫は、境内にある地図で「受付」と書かれている社務所で拝受できます。社務所の前にも右手を上げている猫のパネルがあるので、すぐに分かりますよ。招き猫は「豆」から「尺」まで、様々なサイズがあって、どのタマちゃんと一緒に帰ろうか迷ってしまいそう。

豪徳寺 ごうとくじ

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